主要データ
項目内容
OEMバイヤーの完成した設計どおりに工場が製造。設計はバイヤーが管理し、金型も通常はバイヤーの所有
ODMバイヤーの依頼内容から工場が設計。開始時点で最終図面は不要
ODM の開始に必要な情報販売チャネル、目標とする価格帯、必要な機能、想定数量
外観設計約15日(保証ではなく目安)
内部構造設計約15日(保証ではなく目安)
金型製作約60日(保証ではなく目安)
量産約30日(保証ではなく目安)
MOQ多くの案件で約2,000個から。仕様とパッケージによって変わります

OEM と ODM の定義

OEM(相手先ブランド製造)とは、図面、3Dデータ、仕様書といった完成した設計をご提供いただき、工場が金型を起こしてバイヤーのブランドで生産することです。ODM(設計込みの製造)とは、工場が製品を開発することです。販売チャネル、価格帯、機能、数量をお伝えいただき、工場が外観、内部構造、仕様を提案します。実際の案件の多くはこの2つの中間にあります。工場の既存モデルに、散水面を変更し、色を指定し、自社のパッケージを組み合わせる、といった形です。

ZHONGHE は ODM が中心です。最終図面がなくても、チャネルと価格帯の依頼内容から案件を始められ、金型に費用を確定させる前に3Dプリントサンプルの段階を通します。同じ体制で、バイヤー図面に基づく OEM 案件も進めています。OEM/ODM の概要をご覧ください。

観点OEMODM
設計の出どころバイヤーが図面または3Dデータを提供依頼内容をもとに工場が設計
必要な入力完成した仕様が最初に必要チャネル、価格帯、機能、数量
最初のサンプルまでの速さ金型次第。設計はすでに完了している既存モデルまたは3Dプリントサンプルで速い
差別化バイヤーが完全に管理共有。工場の設計基盤の上に成り立つ
金型通常はバイヤーが費用を負担し、バイヤーが所有既存金型の流用や改造が可能
向いている相手社内に設計を持ち、数量が安定しているブランドスピードと初期リスクの低さを優先するバイヤー

3つの判断軸:スピード、差別化、金型の管理

スピードでは ODM が有利です。次のシーズンに棚や商品ページを埋めることが目的なら、10カテゴリー96モデルの既存製品から始めて仕上げ、色、パッケージを調整するのが最短です。金型製作の約60日を丸ごと省ける場合があります。

差別化では OEM が有利ですが、条件があります。力のある ODM 供給元でも、散水モード、304ステンレスの散水面、めっきと塗装の仕上げ、そしてパッケージで十分に差別化できます。中価格帯の小売案件であれば、それで足りることがよくあります。

金型の管理は商流上の要です。新規金型の費用を負担する場合は、誰が所有し、どう移管するのかを書面で確認してください。工場の既存金型の上に作れば時間も資金も節約できますが、専用にはなりません。どちらが正しいということはなく、間違いは取り決めを文書にしないことです。金型開発のガイドをご覧ください。

ZHONGHE の開発の流れと日程の目安

新規開発の案件は7つの段階を通ります。日程は計画のための目安であり、保証ではありません。サンプルの往復回数と仕様の複雑さによって、前後どちらにも動きます。

  1. 初回の打ち合わせ。販売チャネル、目標とする価格帯、機能、数量、参考写真を共有します。最終図面は不要です。
  2. 方向性の確定。既存モデルとの照合か新規開発かを決めます。必要に応じて96モデルのカタログに対する写真照合を行います。
  3. 仕様とパッケージのすり合わせ。機能、材質(例:ABS 本体、PC 透明部品)、パッケージ形態、表示内容を決めます。
  4. 外観設計。外観の提案と修正に約15日。
  5. 内部構造設計。水路、シールの配置、モード切替の設計に約15日。その後、確認用に3Dプリントサンプルを作ります。
  6. 金型製作。約60日。初回成形品を、確定した3Dサンプルと突き合わせて確認します。
  7. 量産と出荷前検査。約30日。完成品の全数通水検査と、梱包、ラベル、数量、カートンの確認を含みます。

各段階でバイヤーが用意するもの

ODM は工場にすべてを預けることではありません。各段階で、バイヤー側からの小さく具体的な入力が必要で、それが遅れると案件が止まります。

段階バイヤーが用意するもの工場が出すもの
依頼チャネル、価格帯、機能、数量モデルの提案、または開発の進め方
仕様機能、仕上げ、パッケージ形態の決定仕様書とパッケージ計画
設計確認期限内での外観提案へのご意見外観と構造の設計、3Dプリントサンプル
金型書面でのサンプル承認と、金型条件の合意金型、確認用の初回成形品
パイロットと量産量産前サンプルの承認、検査基準全数通水検査と出荷検査つきの量産

リスク管理:サンプル承認、パイロット生産、検査つきの量産

問題をもっとも安く捕まえられる場所は金型の前です。だからこそ構造設計と金型製作の間に3Dプリントサンプルを置きます。形状、握りやすさ、組立の理屈を、変更の代償が週ではなく日で済むうちに確定するためです。金型ができたあとは、初回成形品と量産前サンプルを確定サンプルと突き合わせてから数量に入り、初回出荷ではパイロット数量を合意することもできます。

量産に入ると、リスク管理の中心は検査に移ります。完成品は組立後・梱包前に約10〜15秒の通水検査を全数受けます。漏れは選定工程で0.5MPa により、散水面を垂直に保持して確認します。O リングは仕入先で AI カメラにより全数検査します。流量は選定した節水仕様について0.3MPa で確認します。品質管理のページと品質管理のガイドをご覧ください。

新規金型ではなく既存金型を改造する場合

新規金型がつねに正解とは限りません。既存モデルが狙う機能とサイズにすでに合っているなら、それを改造するほうが、つまり304ステンレスの散水面、めっきや塗装の変更、色の変更、ロゴ、オリジナルパッケージのほうが、金型製作の約60日とその費用を省きながら差別化された製品になります。数量のリスクも下がります。多くの案件で約2,000個からという MOQ が、償却すべき金型投資なしで適用されるからです。

実務的な線引きはこうです。差別化が表面と箱の中にあるなら改造、内部構造や既存モデルでは近づけない形状にあるなら新規金型です。まずは製品カタログをご覧いただくか、参考写真を [email protected] までお送りいただければ照合します。それぞれの進め方の中身は設計と製造のページに掲載しています。日本市場向けのご案内は、日本向けサイト zhonghejapan.com が窓口です。